iPhone13 シリーズが発売されて半年が経過後、ここ数年3月に新色リリースが定番となってきました。
今回の iPhone13 シリーズの「グリーン」も iPhone13 Pro シリーズの「アルパイングリーン」もとても綺麗なグリーンで人気が出そうです。
そんな iPhone ですが、今年発売予定の iPhone14 には「mini」がラインナップにはないとの情報が出てきています。
あくまで「情報」であり、未確定なのでなんとも言えませんが、「mini」のサイズが気になっている方や機種変更を予定されている方で迷っている方にとって、iPhone13 mini が最後の「mini」となってしまうかもしれません。
今回は iPhone 13 や iPhone 13 Pro との機能の差について比較しながら iPhone 13 mini が「買い!」なのかを検証してみたいと思います。
望遠レンズ不要でコンパクトサイズが好きならおすすめ!

Appleホームページより引用
最初に結論ですが、iPhone カメラの望遠レンズが不要で iPhone 13 mini のサイズがしっくりくるのであれば、性能的には「Pro」シリーズと殆ど変わらない為おすすめです。
個人的な意見ですが、日本人の手のサイズにはこの iPhone 13 mini が1番合うのではないかと思っています。
13 シリーズと 13 Pro シリーズで性能的な差があまりないほどカメラ機能を含めて基本性能が向上しています。
差のある性能を中心に表にまとめましたので、比較していきましょう。
13 mini / 13 / 13 Pro 機能差・性能差 比較
それでは機能差や性能差について比較してみましょう。
この表はAppleホームページの「iPhoneのモデルを比較する」をもとに作成しました。
iPhone 13 mini | iPhone 13 | iPhone 13 Pro | |
![]() | ![]() | ![]() | |
ディスプレイ | 5.4インチ | 6.1インチ | 6.1インチ |
Super Retina XDRディスプレイ | Super Retina XDRディスプレイ | ProMotion搭載Super RetinaXDRディスプレイ | |
ProMotionテクノロジー | ー | ー | 最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートを持つProMotionテクノロジー |
搭載チップ | A15 Bionicチップ | A15 Bionicチップ | A15 Bionicチップ |
CPU | 2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した新しい6コアCPU | 2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した新しい6コアCPU | 2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した新しい6コアCPU |
GPU | 新しい4コアGPU | 新しい4コアGPU | 新しい5コアGPU |
バッテリー | 最大17時間のビデオ再生 | 最大19時間のビデオ再生 | 最大22時間のビデオ再生 |
高さ | 131.5mm | 146.7mm | 146.7mm |
幅 | 64.2mm | 71.5mm | 71.5mm |
厚さ | 7.65mm | 7.65mm | 7.65mm |
重量 | 1450g | 173g | 203g |
カメラ | デュアル12MPカメラシステム(広角、超広角) | デュアル12MPカメラシステム(広角、超広角) | Pro 12MPカメラシステム(望遠、広角、超広角) |
望遠 | ー | ー | f/2.8 |
広角 | f/1.6 | f/1.6 | f/1.5 |
超広角 | f/2.4 | f/2.4 | f/1.8 |
Apple ProRaw | ー | ー | 対応 |
ナイトモードのポートレート | ー | ー | 対応 |
マクロ写真撮影 | ー | ー | 対応 |
ProResビデオ撮影 | ー | ー | 最大4K、30fpsのProResビデオ撮影(容量128GBのモデルでは1080p、30fps) |
LiDARスキャナ | ー | ー | 搭載 |
こちらの表をもとに性能面や機能面の差をみてみましょう。
搭載チップ

Appleホームページより引用
3機種ともに「A15 Bionic」搭載で「2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した新しい6コアCPU」は同じですが、iPhone 13 Pro シリーズはGPUが「新しい5コアGPU」と iPhone 13 と iPhone 13 mini よりもコア数が1コア多い仕様となっております。
これは後で記載します「カメラ性能」の差にも関係しますが、映像処理に余裕を持たせた仕様と言って良いでしょう。
ディスプレイ
ディスプレイは全機種「Super Retina XDRディスプレイ」で一緒ですが、Pro モデルのみ「ProMotionテクノロジー」対応になっています。
iPhone 13 mini は5.4インチですが、LINE や twitter などでの利用には大きな差はないでしょう。
WEBブラウジングに関しては6.1インチでも5.4インチでもスマホならではの「見にくさ」は同じであり、iPad などを利用されている方はWEBブラウジングに関しては割り切っている方が多いので、「利用環境」により捉え方が変わってくると思います。
逆に、iPad を利用しているから iPhone の画面サイズは「miniが丁度いい」という方も多いのも事実です。
バッテリー

Appleホームページより引用
iPhone13 シリーズは、前モデルの iPhone 12 シリーズよりもバッテリー性能が強化されているとのことですが、2022年3月の iOS15.4 にアップデート後にバッテリー持続時間が短くなったという声が多数ある様です。
筆者の iPhone 12 Pro も iOS15.4 にアップデート後は確かに以前よりもバッテリー消費が激しく、残量が極端に減るといった現象も起きています。
これは iOS15.4.1 で改善されるとのことですが、毎年 iOS のアップデート後に同様の症状が頻繁に起きているため慣れている方も多いでしょう。
iPhone 12 mini との仕様での比較は以下の表の通りです。
iPhone 13 mini | iPhone 12 mini | |
ビデオ再生 | 17時間 | 15時間 |
ビデオストリーミング | 13時間 | 10時間 |
オーディオ再生 | 55時間 | 50時間 |
ただ、iPhone 13 mini は iPhone 13 よりもバッテリー容量が少ないため、モバイルバッテリーは携帯しておくことをおすすめします。
カメラ
カメラ性能は iPhone 12 mini よりも格段に向上しており、他の iPhone 13 や iPhone 13 Pro との差も少なくなってきていますので、この点からも iPhone 13 mini はおすすめできる iPhone であると言えます。
iPhone 13 mini でも
- センサーシフト式手ぶれ補正機能が搭載
- シネマティックモード搭載で背景をボカしたビデオ撮影が可能
といった機能を搭載しており、動画を撮影する機会の多い今、より良い映像を残すことが可能になっています。
また、写真に関しては iPhone 13 Pro の方が望遠レンズ搭載など優れている箇所が目立ちますが、Apple ProRaw は写真のファイル容量も大きくなるのでスナップショット中心の利用であれば、iPhone 13 mini でも充分綺麗に撮影することが可能です。
ミラーレスカメラを持っていて写真撮影はそこそこ拘ってカメラを使っているような方にとって、iPhone 13 mini はベストアイテムになる可能性大の機種でもあります。
価格差
これまで比較してきた iPhone 13 シリーズ3機種の価格を比べてみましょう。
iPhone 13 mini | iPhone 13 | iPhone 13 Pro | |
128GB | ¥86,800 | ¥98,800 | ¥122,800 |
256GB | ¥98,800 | ¥110,800 | ¥134,800 |
512GB | ¥122,800 | ¥134,800 | ¥158,800 |
1TB | ー | ー | ¥182,800 |
性能差からみる価格差
これまで比較してきた内容をもとに同じストレージ容量で iPhone 13 mini と iPhone 13 Pro を比較すると、その価格差は36,000円になります。
基本的な処理性能は同じで、カメラ性能も望遠レンズやApple ProRaw / ProResビデオ撮影など利用頻度の少ない機能のある Pro より36,000円も安く購入できるのであれば、個人的には iPhone 13 mini は性能的にも満足できる機種だと感じます。
片手で操作もしやすく、誤って落下させる確率も低くなるでしょう。
万が一の落下を予防するリングもおすすめ!
Anker 610 Magnetic Phone Grip (MagGo)(マグネット式スマホリング)
こういった方に iPhone 13 mini は最適!
前述した通りですが、日本人の手には iPhone 13 mini のサイズは丁度いい「しっくりくるサイズ」だと思います。
・写真撮影はスナップショットがほとんどで、望遠レンズはいらない!
・動画撮影で手ぶれ補正にはこだわりたい!
・WEB閲覧は iPad を利用している!
・やっぱりコンパクトが1番!
iPhone 13 mini と iPad mini の併用がGood!
iPad の便利さをこのサイトで多く紹介してきましたが、携帯性とコスパの良さの iPhone 13 mini と一緒に iPad mini 第6世代の併用が実は今最強なのではと感じています。
iPhone は通話やLINEなどの連絡と簡単なニュースチェック、Apple Pay を利用した決済などを中心に、iPad mini 第6世代はWEB閲覧や動画視聴、そして kindle などを利用した読書といった感じで使い分けることで、日常をスマートに過ごすことが可能になるでしょう。
また iPad がセルラーモデルなら MacBook Air などのテザリング利用にも適しています。
iPhone でもテザリングは可能ですが、バッテリー容量の大きい iPad なら使用時間を気にせず利用することが可能です。
唯一の弱点 バッテリー容量が少ない
性能的には充分満足な iPhone13 mini ですが、6.1インチの iPhone13 と比べると、バッテリー容量が少ない為持続時間が短いのは否めません。
緊急時の電話のことを考えると、小型でもモバイルバッテリーはバッグへ入れておくことがおすすめです。
新色が発売される3月まで購入を待つのがおすすめ!

Appleホームページより引用
余談ではありますが、ここ数年3月に iPhone の新色が追加されるパターンが確率されているように感じます。
iPhone 12 シリーズのパープルや iPhone 13 シリーズのグリーン、iPhone 13 Pro シリーズのアルパイングリーンなど綺麗なカラーが追加されていますので、追加カラーを確認してから購入される方も増えてくるのではないかと感じます。
もしかしたら、本当に最後の mini シリーズになるかもしれない iPhone 13 mini。
気に入ったサイズとカラーがあるのなら、充分な性能の iPhone なので思い切って購入されることをおすすめします。
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