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友情 friendship ~引退した後、下級生がみせてくれたもの~

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選抜高校野球も今年は無事開催され、二年ぶりに春らしさを感じた方も多いのではないでしょうか?ただ、今日東京では新型コロナ新規感染者数が日に日に増加しています。緊急事態宣言解除が引き金とならないことを願います。

こんにちは、KazublogのKazuです。私の家の前には私立高校のグランドがあり、授業が終わった夕方から野球の練習をしています。夜は9時頃まで練習しており、高校時代に楕円のボールを抱えて走っていた当時を思い出します。

私の通学していた高校は進学校だったことから、高校総体が終わると三年生は自動的に引退となりました。自動的に二年生一年生のみの練習となり、偶に応援で練習に参加する程度でした。

県立高校の進学校だったので、グランドも野球・サッカー・ラグビー各部が一緒に練習する環境で、決して恵まれた環境ではなかったのですが、当時の野球部でちょっと感動した光景があったので、今日はそれをご紹介したいと思います。

三年の高校総体を終えラグビー部を引退した私ですが、ある日の野球部が練習を終えたグランドでの出来事でした。二年生でショートを守っていたI君は野球センスのある野球エリートの様な部員でした。全ての練習が終わった後、グランドに残る二人がおり、そのI君ともう一人高校から野球を始めたらしいO君が二人で練習をしていました。二人で練習というより、高校から野球を始めたO君に、I君が一人一生懸命教えている光景でした。ゴロを投げてゴロの取り方やスローイン等基本的な練習をI君が教えている光景でした。

本来スポーツはそもそも楽しむものです。勝つ事は大切ですし、やるからには勝たなければ意味もないのも事実です。ただ全ての人が新しく何かを始める時はみんな初心者。そのO君にやさしく丁寧に教えていたI君の姿勢もまたスポーツの良いところであり、そのことにきっとO君は感謝しているのではと感じたことを思い出しました。

勝つ為の努力、勝つ為に何をすべきか!とても大切なことです。勝負は勝たなければ楽しさも半減します。ただ、そのもっと手前の事を大切にしたI君、きっとそのことに対し有難さを感じているであろうO君の間には、勝利した喜び以上の絆の様なものがずっと残っているだろうと、家の前で練習している高校球児をみて思い出しました。

きっと今でも二人は良い仲ではないかと思います。そうであってほしいです。

もう三十数年前の話しでした。

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