WWDC2022 で M2チップを搭載した「MacBook Air」が発表されました。
早速ですが、M2 MacBook Air と M1 MacBook Air を比較してみました。
新旧 MacBook Air 比較
最初に M1 MacBook Air と今回発表された M2 MacBook Air の仕様についてみてみましょう。
M1 MacBook Air | M2 MacBook Air | |
発売年月日 | 2020年11月 | 2022年7月 |
カラー | スペースグレイ / シルバー / ゴールド | ミッドナイト / スターライト/ スペースグレイ / シルバー |
システムオンチップ | Apple M1 | Apple M2 |
4つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した8コアCPU | 4つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した8コアCPU | |
8コアGPU | 最大10コアGPU | |
16コアNeural Engine | 16コアNeural Engine | |
ー | 100GB/sのメモリ帯域幅 | |
メディアエンジン | ー | 8Kビデオ対応 ProResビデオエンジン搭載 |
メモリ | 8GB / 16GB | 8GB / 16GB / 24GB |
ストレージ | 最大2TB | 最大2TB |
ディスプレイ | 13.3インチ Retinaディスプレイ | 13.6インチ Liquid Retinaディスプレイ |
2,560 × 1,600ピクセル | 2,560 × 1,664ピクセル | |
400ニトの輝度 | 500ニトの輝度 | |
高さ | 0.41〜1.61cm | 1.13cm |
幅 | 30.41cm | 30.41cm |
奥行き | 21.24cm | 21.5cm |
重量 | 1.29kg | 1.24kg |
カメラ | 720p FaceTime HDカメラ | 1080p FaceTime HDカメラ |
オーディオ | ステレオスピーカー | 4スピーカーサウンドシステム |
ー | 空間オーディオに対応 | |
ポート | Thunderbolt / USB 4ポート × 2 | Thunderbolt / USB 4ポート × 2 |
MagSafe 3充電ポート | ||
電源とバッテリー | 最大15時間のワイヤレスインターネット | 最大15時間のワイヤレスインターネット |
最大18時間のApple TVアプリのムービー再生 | 最大18時間のApple TVアプリのムービー再生 | |
49.9Whリチウムポリマーバッテリー内蔵 | 52.6Whリチウムポリマーバッテリー内蔵 | |
30W USB-C電源アダプタ | 30W USB-C電源アダプタ |
GPUコア数アップ

Appleホームページより引用
これまで最大8コアだったGPUを強化して、M2では最大10コアGPU搭載可能となりました。
一部で言われていた4K60fpsでの動画編集の際にカクつくことがある状態は改善されると思われます。
iPhone でも気軽に4K動画が撮影できますので、動画編集にこれまで以上に対応した仕様と言えるでしょう。
メモリ最大24GB選択可能
個人的にはこれは1番今回のアップデートで驚き、ありがたいと感じた変更点です。
今後様々な利用をしていく上で、搭載可能メモリは大きい方が安心です。
ただ、32GBまでいくと MacBook Pro の様にファン搭載している機種の方が効率は上がるでしょうし、MacBook Air に32GBは多すぎます。
倍、倍、と搭載が当たり前だったこれまでですが、「8GB×3」というメモリは「安心を買う」意味でも嬉しい仕様ではと感じます。
カラー及びデザイン

Appleホームページより引用
当初噂されていた「24インチiMac」の様なカラーでホワイトベゼル / ホワイトキーボードは、「MacBook らしさ」でもある「堅牢さ」が薄れる気がして個人的には「反対派」でした。
M2 MacBook Air では「スペースグレイ」と「シルバー」に変更はなく、ゴールドに代わり「スターライト」、そして新色「ミッドナイト」が追加されました。
まだ実機を観ていないので確かなことは言えないですが、「ミッドナイト」がどういった雰囲気を出しているのか気になります。
これ以外にも変更点はありますが、大きな点として3点ピックアップしてみました。
キャッチどおりの「すべてが新しいデザイン」ですが、「価格も新しい日本価格」となっています・・・。
価格は M1 よりも大幅に増
新型M2 MacBook Air は当然価格も上昇しています。
搭載メモリとストレージ容量を私が購入した M1 MacBook Air (メモリ16GB / SSD 512GB) に合わせてカスタマイズしてみますと、
・M1 MacBook Air 164,780円(税込)
・M2 MacBook Air 220,800円(税込)
と56,020円増となります。
最初に比較したように当然基本スペックが上昇していますので価格増は当たり前なのですが、これらを踏まえても M1 MacBook Air 登場の際の様な「お得感」 は薄れたように感じます。
ただ、M1 Pro搭載の MacBook Pro のベースグレード274,800円(こちらも価格改定)からすれば「買いやすい」価格であり、この辺りが Apple の上手なところであり、魅力でもあるのでしょう。
2020年発売時の M1 MacBook Air(8コアCPU 7コアGPU 256GB SSDベースグレード)が115,280円(税込)〜だったのに対し、今回のM2 MacBook Air 登場を機に、134,800円(税込)と19,520円アップしました。
円安の影響を受けての価格改定であり、M2 MacBook Air へも当然円安による変動分は考慮された価格となっているでしょう。
M2 MacBook Air、「そのパワーは、軽くない」ですが、「財布への負担も、軽くない」ようです、、、。
残念な点
スペックアップした M2 MacBook Air ですが、残念な点が1点あります。
それは、
・16万円台から始まるPCなのに、メモリの標準仕様が8GB!
これに関しては、少し残念で仕方ありません。
16GBを標準で、オプションで24GBと32GBの選択可能な仕様であれば、価格にも納得できた様に感じますが、みなさんの意見はどうでしょうか!?
M2 MacBook Air のカラーやデザインが気に入ったらおすすめ!
MacBook Air: 8コアCPUと10コアGPUを搭載したApple M2チップ, 512GB SSD – ミッドナイト
iPad に関する記事でも掲載しましたが、デザインやカラーが気に入ったなら M2 MacBook Air を購入しましょう。
気に入った機種ならば、利用する頻度が増えますし、新しいことにもチャレンジしたくなるでしょう。
例えばこれまでは動画編集などしたことはなかったが、気に入ったカラーの M2 MacBook Air を購入して利用することで、お子さんの成長を iPhone で撮影したり、ペットとの散歩や旅行での出来事を iPhone で撮影し、M2 MacBook Air を利用して動画編集したくなった場合、スペック的にも充分対応可能な Mac です。
気に入った機種だからこそ触れる機会が多くなり、色々挑戦してみたくなるという相乗効果も生まれます。
因みにですが、もし私が今 M1 MacBook Air を使っていなかったら、M2 MacBook Air は間違いなく購入しています。
カラーは、「ミッドナイト」。
動画編集をする機会が少ないならば、M1がおすすめ!
「最初の Mac」としておすすめである「MacBook Air」ですが、「動画編集ありき」での進化が続いており、今回のM2チップもGPUコア数が2コアアップなどグラフィック性能強化がベースとなっています。
そんな中、「Mac は欲しいけど、動画編集はそれ程しない!」方には、2020年発売の「M1 MacBook Air」がおすすめです。
MacBook Air ノートパソコン: Apple M1 Chip、13インチ、8GB RAM、256GB SSD、バックライトKeyboard、FaceTime HDカメラ、Touch ID、iPhoneとiPadに対応 – スペースグレイ
8コアCPU / 7コアGPU にメモリ8GBで充分ですし、4K動画編集だってすることは可能です。
ストレージ容量は今後の利用を考えると最低でも512GBは必要でしょう。
もしくは、M2 MacBook Air のベースグレードでしょう。
ベースグレードでもハイスペックすぎるほどですし、何しろ新チップの「M2」搭載。
ただ、コストパフォーマンスを考えると、やはり「M1 MacBook Air」の方がお得ではあります。
「いずれ M1 MacBook Air は名機であると語り継がれるでしょう」と以前に言いましたが、M2 やこれから発表されるであろう「M2 Pro」なども『名機』になる可能性は大きいかもしれないですね。
M2 MacBook Air の発売は来月になります。
M1 MacBook Air オーナーの私の今後
M1 MacBook Air 利用者である私は当然新型「M2 MacBook Air へ買い替え」ることはせず、M2もしくはM2 Pro搭載の「Mac mini」の発表を待ちたいと思います。
現在自宅で M1 MacBook Air をクラムシェルモードで外部ディスプレイへ接続して利用していますが、「M2 Mac mini」が発表された時にその性能を再度確認した上で 「M2 Mac mini」を購入する予定です。
現在利用している M1 MacBook Air は外出時に持ち出せるため売却することはせずに、2台体制で利用していくことになると思います。
同時に発表された「M2 MacBook Pro 13インチ」も来月発売とのことですので、別の機会に改めて掲載したいと思います。
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